EDにはさまざまな種類があります。
EDは、心的な理由、糖尿病や狭心症、高血圧など循環器にかかわる病気、そして肥満や運動不足などの生活習慣病が原因から起こるといわれています。ここでは、EDの症状や治療法などを紹介していきます。
EDとは
男性生殖器の状態が、十分な性行為をするほど得られない、または維持できないことをEDといいます。EDは（Erectile Dysfunction）のという英語の頭文字の略です。EDは、たまに勃起する中程度のED、完全に性行為が不可能な完全EDの2種類に分けられます。現在日本国内では、療法を合わせた患者が1000万人以上いるとかんがえられています。
EDが起こる原因
EDは加齢と性欲、男性ホルモン、循環機能の低下が組み合わさり起こります。
その中でもEDは動脈硬化や糖尿病など重大な症状の前触れとして現れます。
動脈硬化だけではなく、薬剤の過剰な接種でも発生したり、仕事や家庭のストレスが原因で発症したりする心因性のものまでさまざまです。
血管の老化とともにEDは増加する傾向にあり、多くのEDの症状を患っている人は、動脈硬化や糖尿病を患っています。
心因性でEDになるケースは、仕事上のストレスや家庭の不和が原因となります。そのため、EDだと判明するまで時間がかかってしまうことも少なくありません。
EDの治療法
EDの一般的な治療法は、バイアグラ（現在は安価で同等の効果があるバイアグラジェネリック薬品も販売されています）などのPED5選択的阻害薬（ED治療薬）を使用します。
バイアグラのジェネリックとは、ファイザー株式会社のバイアグラ以外で厚労省から承認を得た「シルデナフィル」を有効成分とした勃起不全治療薬のことをいいます。現在、東和薬品、陽進堂、武田薬品、アルフレッサファーマ、本草製薬、キッセイ薬品、摩耶堂製薬、辰巳化学、富士化学工業、武田テバファーマの10社から発売されています。
現在日本で処方されているPED5選択的阻害薬はバイアグラ、レビトラ、シアリスです。投薬治療がED治療の基本となりますが、医師から患者への詳細なカウンセリングも重要です。なぜならカウンセリングの中で、EDの原因が「加齢」「動脈硬化」「心因性」によるものなのか判断するからです。
仮に動脈硬化であるとすれば、医師から生活習慣を修正するように指導されるでしょう。また、ED専門のクリニックだけではなく、内科への受診も必要になります。さらに、心因性のEDでは心療内科にもあわせて通わなくてはなりません。
ED治療をする上で、EDになってしまった本人だけでなく、パートナーの希望もしっかりサポートしてくれる医師が必要となります。
バイアグラなどのED治療薬に頼るだけでなく、カウンセリングなどのサポートをちゃんとしてくれる専門クリニックでのED治療をお勧めします。
