1. >
  2. >
  3. 薬とサプリメント(健康食品)の違い

薬とサプリメント(健康食品)の違い

飲む

医薬品とサプリメントの線引きがあやふやになっている?

栄養素が足りていないなと感じると現代人はサプリメントなどをうまく利用し、健康的な生活ができるように栄養素を補っています。
このサプリメントを飲んでいるから、風邪もひかないし、体調も万全という人もいますし、人から勧められたサプリメントで症状が改善したと喜んでいる人もいます。

しかしここではっきりしておきたいのは、サプリメントと医薬品の違いです。
サプリメントと医薬品には確固たる違いがありますので、サプリメントを多く利用するようになった現代人にこそ、この違いを理解してほしいのです。

医薬品、サプリメントとは何か

医薬品等というのは、人間、動物などが病気になった時、怪我をしたときなどに治療や予防などに利用する薬品で、内服薬という飲むお薬、外用薬と呼ぶ塗るお薬、注射剤と呼ぶ注射するお薬など様々な形状のものがあります。
国内では、医療用医薬品と、一般に誰でも購入できる薬局等で販売される一般用医薬品があります。
サプリメントというのは、ダイエタリー・サプリメントという言葉を訳した言葉で、不足しがちな栄養素、ビタミンやミネラル、アミノ酸類などを補給する事、またハーブなどの植物の成分による薬効の発揮を目的とすると、狭義に明記されています。

生薬、酵素、ダイエット食品などもサプリメントの一種です。
サプリメントはあくまでも栄養補助食品や健康補助食品と呼ばれるもので、お薬のように、病気の症状を改善、緩和するものとは区別されています。

なぜ境目がぼんやりしはじめているのか

グルコサミンやコラーゲンなど、美容に利用される成分なども、健康食品の一種です。
医薬品は例えば、頭痛を和らげる、改善する、関節の痛みに効果がある、など、症状を改善、緩和するものです。

もちろんグルコサミン等の成分も痛みの緩和につながるものですし、コラーゲンも痛みの緩和やシミなどに効果があるものなので、お薬とサプリメントの線引きがあやふやになってきているのです。
風邪薬にはビタミン類が利用されています。
するとビタミンは風に効果があるとして、サプリメントを多用する人も出てきます。
ではどこでラインを引けばいいのかというと、利用されている成分の分量などをみると理解できるでしょう。

成分の分量の違い

サプリメントはあくまでも栄養を補助する、補うというものなので、1日、また1回に飲む量が少なく表示されています。
医薬品は症状を緩和する、改善する、症状をなくす、ということに利用されるため、必要量が明記されています。

お薬の中でビタミン類が配合されているお薬もありますが、この場合、どのくらいのビタミンが配合されているのかということが明記されているのです。
ビタミン剤を飲む場合でも、一般に市販されているサプリメントのビタミンより、医薬品のビタミンの方が、成分量などを確認し、安心して服用できるという違いがあります。

Post Author: first