雇用の競争率が高い
副業を考える主婦などにとって薬剤師の資格を保有しているという事は、年収などが低くても雇用先が常にある状態といえます。
しかし、都市部では薬剤師の資格保有者が飽和状態となっているため、雇用の競争率はどうしても高くなってしまいます。
例えば、薬剤師が1万人弱働いている神奈川県横浜市では、正社員の募集はもちろん、派遣やパートタイムなどの募集も多数あるので、その分倍率が高くなる傾向があります。
また、条件がいいドラッグストアや薬局の募集を見つけて、競争率が高い中、しっかり雇用されるためには、面接にきちんと対応していくという事が大きなポイントとなります。
面接の際の服装、マナー、また志望動機など質問されることを想定して、面接に挑むことが重要です。
薬剤師の面接に多い質問と回答例
薬剤師の面接でも他の業務の面接同様、働く条件などは必ず質問されます。
パートの場合、出勤できる曜日、出勤日数、勤務スタートの日の希望、さらには職種に関する希望も聞かれます。
通勤手段や店舗までの通勤にかかる時間、持っている資格や今現在取得しようとしている資格、さらに過去どのような職歴があるか、といった質問です。
シフトに関しては家庭がある、お子さんがいるとなると、しっかり相手に伝えておくことが必要となるので、例えば、「月曜から金曜までの週5日、午前中の時間帯を希望します」とか、「土日、火曜日、1日4時間から5時間くらいの時間帯の勤務を希望します」などはっきりと伝えることが必要です。
雇用されるためには
ドラッグストアの場合、土日なども営業しています。
調剤薬局は病院が休みの時、ともに休みという事が多いのですが、ドラッグストアは土日祝日など、基本的にお正月以外営業しているという事が多いので、土日勤務できると優遇される傾向があります。
通勤についてはバスや電車利用の場合、交通費支給になる事もありますし、交通費支給は基本的に行っていないという所もあります。
面接の際、全額支給となるのか、一部なのか支給がないのか、しっかり確認する事も必要です。
志望動機については面接のスタッフが最も注目する部分だと考えておく方がいいでしょう。
例えば、ドラッグハウスで業務する中で、お客様に対してレベルの高い接客を学びたいと考えているなど、前向きな志望動機を考え、スムーズに言葉が出るようにします。
薬学部に通う大学生などの場合は、将来、医療分野に就職を希望しているため、薬学を深く学びたいという気持ちがあるなどしっかり説明します。
過去のアルバイトなどの経験ですが、薬局やそのほかのドラッグストアに勤務経験がある方は、その経験を伝えます。
薬剤師として即戦力になる人材が欲しいと考えているお店も多いので、これらの経験に関してしっかりと伝えるといいでしょう。
面接に行くための服装
面接では身だしなみを確認されます。
ドラッグストアなどで勤務するという事は、お薬のほかに食品類、衛生商品なども販売することになります。
お客様にも対応する事が多くなりますので、清潔感がある服装が求められます。
スーツの着用まではいかなくても、しっかりとアイロンのかかったシャツ、短すぎないスカート、男性ならチノパンなどを着用し、清潔感のある靴を履いていきましょう。
足元を気にされない方も多いのですが、靴が汚いといい印象を受けません。
汚れのない靴を履いていきましょう。
当日、理解しておきたいマナー
面接に行くという事は、忙しい勤務時間の中、店長さん等面接を担当する方に時間を割いていただくことになります。
約束している時間の5分前くらいに店舗に入り、スタッフの方に面接にきたことを知らせます。
担当者の方がきたらしっかりとあいさつし、面接する部屋に案内してもらいます。
面接の最後には質問があるかどうか確認されますので、「具体的な仕事内容をもう少し教えていただけると助かります」と、仕事内容に対して真摯に向き合う姿勢を見せておくことで、好印象となります。